雑記

更新履歴・創作小ネタ置き場
『原作改変無理推CP』1話更新
pkmnのSSを追加しました。アオキとダンデです
アマプラでゲ謎が見られる様になるらしいですね。来月だっけか。
円盤も欲しいな。予約…出費…
文系理系のSS会話

薬研と審神者の短い会話。
前サイトのアンケお礼だったので、こちらに

「大将、あんたは料理が下手なんだな」
「はい。お恥ずかしい話ですが、今まで勉学に励む日々でして。母からは料理も何も仕込まれていないのです。せいぜい裁縫と掃除くらいしか人並みに出来なくて」
「俺っちや歌仙、燭台切がいるから飯には困らねえだろ。どうして大将は今、料理を覚えようとしてんだ?」
「『皆さんに、私がいた時代の料理を食べさせたい』から」
「なるほど? それが建前なんだな。本音は」
「お礼をしたい方がいまして。私には、感情のままに歌を作り送ることも、茶を点てることも、いい品物を目利きする力もありません。料理なら、まずは身近に出来ることかと思いましてね」

「了解。ちなみに俺は聞いた話を3歩歩けば忘れちまう鶏みたいな野郎でな。ま、料理ならいくらでも教えてやるぜ」
「……。ふふ、そうですか。ありがとうございます、薬研君」
「ったく、その刀剣は幸せだな。大将にこんなに気にかけてもらえるなんて、あっ! 大丈夫か!」

「大丈夫です。包丁で少し指を、あっ、」
「まったく、大将ともお方が刃で傷を作るとはな」
「薬研君、くすぐった、……」
「ん、俺も少しくらい、いいだろ。役得ってやつさ」

「指先を舐めるよりは直ぐに消毒を……」
「唾液でもいいんじゃないか」
「唾でもつけて、ですか。逆に悪化する恐れもありますよ。ちょっとの切り傷なので大袈裟ですし。それに、何もあんなに執拗に舐めなくても良いのではないでしょうか?」

「はは、大将は恥ずかしいと饒舌になるんだろ。俺、知ってるぜ」

 その後、口をきいてくれなくなったので、薬研藤四郎は慌てて弁解したのだった。からかいすぎも程ほどに、と胸に刻み付けて。
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昔書いた青エクの夢小説『Addiction〜中毒症状〜』について

これ書いた当時、まだ単行本が6巻までしか出てなくてね…。
ピクシブに投稿しています。TVアニメが放映中なのでその記念に。

昔々。まだ単行本が6巻までしか出てなかった青エクの夢小説を書きました。当時、アマイモン推しの友達がいたので、彼女に捧げるために書きました。
印刷して渡したのはいい思い出です。(押し付けたともいう)

今の展開的に(というかあの4巻あたりとか)しえみと因縁が何かとあるアマイモンですが、「お嫁さんにしよう」のくだりがとても好きで、それで『Addiction』を書いたようなものでした。
もうちょっと原作が進んでいたら、また違った話を私も書いていたと思います。

タイトルは君に夢中だ、熱中してるという意味で中毒のaddictionをつけました。君中毒、でどうだろうかな、とネーミングセンスのない私はつけたのでした。懐かしいなあ…。

ちなみにですが、私の推しは藤本獅郎と勝呂です。神父、何故死んでしまったん…😭


そうそう、青エクで青森が出てきたのは驚きでした。モデルの十和田湖、ホントに綺麗だよ。一度は行ってみるといいよ。


あと、ホントに余談ですが、『Addiction』と繋がってる話で『Crazy about you~私と悪魔の素敵な日常~』を書いてました。未完ですが。『Addiction』のメフィストが逆トリしてきた話ですね。こちら未完ですが支部に投稿してきました。

https://www.pixiv.net/novel/series/11620...

逆トリ…pkmn剣盾で書いてるあたり癖が変わってないんよね畳む
ヒロアカの世界だと、ヒーローは公務員らしいですが(1巻で公的職務に定められるとあった)、
副業も認められているそうで?(グッズ販売とかCM出演とか、人気者だったら色々ありそうだよな)

きっと確定申告やらないと後が怖そうだなあとか、なんとなくそんな理由で「そういえばそんな人だった②」書いてしまった


そっか、ヒーロー公務員かあ-。
文系理系タイトル

タイトルつけるの苦手なんですが、その壱とかだけだと私が手直ししたいときに見返すの大変だわ…って理由で付け直しました。

読んでない人にはなんのこっちゃな話ですが、

「恋は熟れていた」と「愛と言うには若すぎた」は歌仙と冷徹の対比のつもりでつけました。
とある男審神者の独白④
#男審神者の独白
「明日、月1の『集金』だぞ。分かってるよなあ、千畳敷」

 すれ違い様、そんな脅しをかけられた。律は小さな声で「はい」と返事をして、足早に教室へ戻る。トイレから戻ってきたのに、再び行きたくなってしまった。

(集金。集金、かあ……。小遣いで何とかなる額だけど、そのうち値上げとか言って高くなるんだろうな)

 初め1万円1枚だった「集金」は、今や6枚に膨れ上がっていた。学年が上がる頃にはどのくらいになっているだろうか? 親から貰う月の小遣いでは賄えない額になるとしたら? 親に頼めば追加でくれるだろうが、毎月そんなことをしたら怪しがられるに違いない。

 冷や汗が止まらない。

(親には知られたくない……。中学の二の舞はごめんだ)

 律の担任は面倒になることを避けているのか、いじめを黙認していた。
 いじめを知られたくない律にとっては、それはそれで都合がいいのだが。やはり、精神的にも肉体的にも参ってきていた。
 
(今、唯一の救いは、氷城さんくらいだ)

 教室に戻ってきた律は、深い溜め息を吐き出して席に着いた。昼休みのため、生徒はあまり残っていない。いるのは教室の隅っこで読書中の男子生徒と、机に突っ伏して寝ている女子生徒と、それから――

(氷城さん! ……が何でスクールカーストの上位にいそうなクラスメイトに囲まれているんだ?)

 律の斜め前の席にいる氷城は、クラスでも目立つ存在である男女数人のグループに囲まれ、何かを話している。一昔前の言い方をすれば「陽キャ」であろうか。

 律は氷城の背中しか見えないので、今彼女がどんな顔をして陽キャグループと会話をしているのか窺い知ることは出来ない。声の調子からして、いつも通りの淡々とした調子で対応しているようだ。
 律は誰も見ていないはずなのに「聞いてませんよ」といった体を装って、読書用の端末を取り出した。一人ぼっちにとって、読書は最高の暇つぶし。いじめられっ子の律にはマストアイテムなのだった。

 陽キャグループの声は大きかったので、聞き耳を立てるほどでもなかった。

「てかさ、氷城さんも大変じゃない? あの豚に付きまとわれてさ」
「……? 豚とは」
「いやいやいや! とぼけなくたっていいよ! あいつだよあいつ! このクラスで豚みたいな奴ってあいつしかいないじゃん!」
「千畳敷だよ、千畳敷!」

 律の心臓が大きく跳ねた。途端、また冷や汗が出てくる。

 ――どうやら、話題は律についてのようだ。

「学級委員長だもんねえ、氷城さん」
「なー。大変だよなあ、先生に仲良くしてくれって頼まれたんでしょ?」

 ドキンドキン。

 律は呼吸が荒くなっていくのを感じていた。

 彼らは律が教室に戻ってきているのに気付いていないようだった。まあ、仮に気付いていたとしてもこの話を止めはしなかっただろう。

 陽キャたちは無邪気に残酷に、律の心を削っていく。
 鉋をかけているように、削っていく。
 削られた心の残骸は、きっと誰も顧みない。

(そうなのか。やっぱり、誰かに頼まれて僕と接してくれてたのか?)

 自分が一方的に話しかけている自覚はあった。
 それでも氷城は差別せずに普通にしていてくれたから、嬉しかったのだ。

「ね、実際どうなの?」
「メーワクしてんじゃない?」
「ウチら、助けてあげるよ」
「そーそー。あのデブ懲らしめよっか」

 笑い声が酷く不快だ。
 これが地獄でないのならば、何が地獄だというのだろう。

 氷城が「迷惑だ」と言ってしまえば、いよいよ律は立ち直れない。

(僕は……。僕は、普通を望んじゃいけないんだ……)

 手が震える。
 涙が出そうになる。

 早くここを出なければ。

「――何か勘違いなされているのでは」

 それは、氷城の声だった。

 今まで沈黙を保っていた彼女の声だった。

 冬の厳しい寒さのように冷たい。
少女特有のソプラノが耳朶を打つ。

「私は、先生に頼まれたわけではないですし、ましてや迷惑だと思ったこともありません」

 淡々と、淡々と。
 事務的な口調を崩さない。

「どうでもいいです・・・・・・・・」

 教室は水を打ったように静まり返っていた。





「……は?」

 それは誰が呟いたのか。

 陽キャたちは皆、呆気にとられていた。

 それもそうだろう。「実はそうなんだよ」「迷惑しているんだ」。そんな言葉が出てくるに違いないと思っていたのだから。
 まさか、「どうでもいい」なんて返事がくるとは思ってもみなかったのだ。

「どうでもいいです。千畳敷くんが私に話しかけてこうようがなかろうが。どうでもいいです。彼は、ただのクラスメイトです」

 感情が読み取れない声音で、氷城は答える。

「ただ、私は彼と話すのは嫌ではないので。嫌になれば遠ざけます。あなたたちに何かしてもらわなくても結構です」

 そもそも、

「そもそも、何故『千畳敷くんと話すのは嫌だ』という前提でお話をされているのでしょうか。理解に苦しむのですが」

 ここで、氷城がこてんと首を傾げた。

「いや、だって、」
「あいつ、いじめられてるじゃん」

 陽キャたちが口々にそう言うものの、

「だから何だと言うのです?」

 理解に苦しむ。言外にそんな意味を含んでいる。

「それこそどうでもいい・・・・・・です。私は彼がいじめられていようと、そうでなかろうと、態度を崩すことはありません」

 だって、そこに興味はないのだから。

「さすがに根っからの悪人――そうですね。何か犯罪に手を染めているのであれば、私は千畳敷くんと関わり合いになりませんが、彼はごく普通の男の子ですよ。少なくとも、いじめられていい人ではないと思います」

 ここ数週間話をしているが、何も変わったところはない。

「……というより、彼、いじめられているんですか。初耳です」

(え……、知らなかったの?)

 律をはじめ、教室にいた全員が抱いた感想であった。畳む