文系理系本丸の夢主プロフ②
※前サイトの雑記から。当時の文のまま掲載しております
前回は簡単なプロフと性格でしたが、多分表に出すことのない裏設定とか書いてます。
本来夢小説は自己投影しやすいように過去とか容姿とか定めちゃいけないのでしょうが、当サイトは夢主がオリキャラみたいな存在なのでご了承下さい。
審神者名:日代橙花(ひしろ とうか)
本名:氷城栞花(ひしろ かんな)
※カンナの花にはオレンジ色もあるから、というのが理由。名字は適当に変換。審神者名は別に名字みたいなものはいらないけれど、つけたかったらしい。
身長:162.3センチ
体重:55キロ
年齢:23歳
頭髪:黒髪。前髪センター分け、髪型は三つ編みにしてひとつにまとめている。
目:オレンジ色のような茶色のような……。近視。メガネは赤色のフレーム。
姿:巨乳。多分Eぐらい。本人はこの大きさが気にいらないので、普段は小さくみえるような下着をつけたり、さらしで潰したりと努力している。
好きなもの:理数系教科、研究、レポートのまとめ、読書、子ども、小さくて愛らしいもの、お風呂、甘いもの全般
苦手なもの:料理、日本史、蜘蛛、フィクション・ファンタジー作品、グロテスクなもの、文系の人間、わさびなどの辛いもの、屁理屈ばかり言う人、傲慢な人
※得意科目は科学。数学もバッチリ。逆に社会はあまり得意ではない。得意でないのであって、平均点は余裕。
※世界史の方が詳しいので日本史の知識はそれに劣る。
趣味:雑学、読書、プチ研究・実験、畑仕事畳む
※前サイトの雑記から。当時の文のまま掲載しております
前回は簡単なプロフと性格でしたが、多分表に出すことのない裏設定とか書いてます。
本来夢小説は自己投影しやすいように過去とか容姿とか定めちゃいけないのでしょうが、当サイトは夢主がオリキャラみたいな存在なのでご了承下さい。
審神者名:日代橙花(ひしろ とうか)
本名:氷城栞花(ひしろ かんな)
※カンナの花にはオレンジ色もあるから、というのが理由。名字は適当に変換。審神者名は別に名字みたいなものはいらないけれど、つけたかったらしい。
身長:162.3センチ
体重:55キロ
年齢:23歳
頭髪:黒髪。前髪センター分け、髪型は三つ編みにしてひとつにまとめている。
目:オレンジ色のような茶色のような……。近視。メガネは赤色のフレーム。
姿:巨乳。多分Eぐらい。本人はこの大きさが気にいらないので、普段は小さくみえるような下着をつけたり、さらしで潰したりと努力している。
好きなもの:理数系教科、研究、レポートのまとめ、読書、子ども、小さくて愛らしいもの、お風呂、甘いもの全般
苦手なもの:料理、日本史、蜘蛛、フィクション・ファンタジー作品、グロテスクなもの、文系の人間、わさびなどの辛いもの、屁理屈ばかり言う人、傲慢な人
※得意科目は科学。数学もバッチリ。逆に社会はあまり得意ではない。得意でないのであって、平均点は余裕。
※世界史の方が詳しいので日本史の知識はそれに劣る。
趣味:雑学、読書、プチ研究・実験、畑仕事畳む
文系理系本丸の夢主プロフ①
※前サイトの雑記から。当時の文のまま掲載しております
追記からどうぞ
【文系打刀と理系審神者】
日代橙花(ひしろ とうか)
<容姿等>
▼大抵の刀剣男士を見上げるくらいの身長。脇差辺りの刀剣男士と並ぶと丁度いいくらい。
▼成人はしている。
▼髪は染めず黒髪三つ編み。丸眼鏡。眼鏡はファッションとして愛用。コンタクトが苦手という理由もある。胸が大きいのでとてもうんざりしている(夢小説なので、あまり作中には容姿表現を出していません。おっぱいネタでそれ関連は描写していますが)。
▼和服を愛用。なかなか着る機会がないためである。たまに洋服を着て気分転換している。
<基本的な情報>
▼理系女。数学と科学が好き。
▼幽霊は信じない派。だが自身の審神者の力がきっかけで、世の中の、科学では説明出来ないものへ興味を向けることとなる。
▼いつか審神者の力を科学的に証明し、審神者の人材不足を解消したいと思っている(人工的に再現出来たらいいと考え中)。
▼風流や雅には疎い。綺麗なものを見たら、そのまま綺麗だと思う。が、科学で仕組み等を解説してしまう。
▼血やグロテスクなものに耐性がない。虫は平気だが、蜘蛛のみ苦手。
▼理屈っぽいのを自覚しているので、他人にはそれらを出さないようにしている。が、親しい人間にはやはり素を出してしまう。
▼素直ではない。表情も表に出にくいが、人並みにきちんと感情がある。笑う姿は、よく桜に例えられる。真顔は無機質でロボットのようだと例えられる。
▼普段は巫女装束だが、時折洋服を着て、気分転換をすることがある。化粧はあまりしない。
▼手先は器用。家事は苦手。料理が出来ない。気付けばダークマターを生み出す。唯一、だし巻き玉子のみが美味しい。
▼下ネタ等、それ関連には疎い。会話を振られるととても困る。そういった本などを見ると嫌悪感を抱く。が、後に「人間の生殖本能は仕方ないですよね」と考え直す。
▼合理性を好み、他の人とは違う考えをとるので、ある人によっては冷たいと思われてしまう。
▼恋愛に興味があるが、恋人がいたことはない。
▼政府の役人。歴史修正主義者対策のため、刀剣男士の研究部署にいた。審神者の素質を兼ね備えており、人材不足、研究データ収集等のために審神者任務についた。
<刀剣男士たちへの態度>
▼刀剣男士は常に軽傷で撤退させる。よくて中傷。疲労が溜まる具合を個人個人把握している(データ収集済み)。
▼刀剣男士を、特に本人から進言がなければヒトとして扱う。モットーは「第二の人生を謳歌する」。
▼大太刀(蛍丸を除く)、太刀、打刀、槍、薙刀には名前に「さん」付け。蛍丸と脇差、短刀には「君」付け。何故なら、容姿が幼い刀剣男士を弟のように思っているからである。一人っ子なので、兄弟が羨ましい。
▼上記の理由から短刀には甘い。今剣が胸を揉んでくるのはしょうがないと思いつつ、やんわりと止めているが、効果は見られない。
▼基本的には皆と仲良く出来たらいいとは思っている。が、去るもの追わず。来るもの拒まず。
▼人間のわがままで戦わせているので、申し訳ないとも思っているし、武器が戦うのは合理的だとも思っている。
▼自分とは正反対の歌仙兼定を羨ましいと思っている。最初に呼び出した刀だからか、彼を一番気に入っている。
▼審神者として、常に見本であれと思っている。身近にいる人間は自分だけなので、刀剣たちが迷ったり悩んだりした時は、力になれたらと思っている。畳む
※前サイトの雑記から。当時の文のまま掲載しております
追記からどうぞ
【文系打刀と理系審神者】
日代橙花(ひしろ とうか)
<容姿等>
▼大抵の刀剣男士を見上げるくらいの身長。脇差辺りの刀剣男士と並ぶと丁度いいくらい。
▼成人はしている。
▼髪は染めず黒髪三つ編み。丸眼鏡。眼鏡はファッションとして愛用。コンタクトが苦手という理由もある。胸が大きいのでとてもうんざりしている(夢小説なので、あまり作中には容姿表現を出していません。おっぱいネタでそれ関連は描写していますが)。
▼和服を愛用。なかなか着る機会がないためである。たまに洋服を着て気分転換している。
<基本的な情報>
▼理系女。数学と科学が好き。
▼幽霊は信じない派。だが自身の審神者の力がきっかけで、世の中の、科学では説明出来ないものへ興味を向けることとなる。
▼いつか審神者の力を科学的に証明し、審神者の人材不足を解消したいと思っている(人工的に再現出来たらいいと考え中)。
▼風流や雅には疎い。綺麗なものを見たら、そのまま綺麗だと思う。が、科学で仕組み等を解説してしまう。
▼血やグロテスクなものに耐性がない。虫は平気だが、蜘蛛のみ苦手。
▼理屈っぽいのを自覚しているので、他人にはそれらを出さないようにしている。が、親しい人間にはやはり素を出してしまう。
▼素直ではない。表情も表に出にくいが、人並みにきちんと感情がある。笑う姿は、よく桜に例えられる。真顔は無機質でロボットのようだと例えられる。
▼普段は巫女装束だが、時折洋服を着て、気分転換をすることがある。化粧はあまりしない。
▼手先は器用。家事は苦手。料理が出来ない。気付けばダークマターを生み出す。唯一、だし巻き玉子のみが美味しい。
▼下ネタ等、それ関連には疎い。会話を振られるととても困る。そういった本などを見ると嫌悪感を抱く。が、後に「人間の生殖本能は仕方ないですよね」と考え直す。
▼合理性を好み、他の人とは違う考えをとるので、ある人によっては冷たいと思われてしまう。
▼恋愛に興味があるが、恋人がいたことはない。
▼政府の役人。歴史修正主義者対策のため、刀剣男士の研究部署にいた。審神者の素質を兼ね備えており、人材不足、研究データ収集等のために審神者任務についた。
<刀剣男士たちへの態度>
▼刀剣男士は常に軽傷で撤退させる。よくて中傷。疲労が溜まる具合を個人個人把握している(データ収集済み)。
▼刀剣男士を、特に本人から進言がなければヒトとして扱う。モットーは「第二の人生を謳歌する」。
▼大太刀(蛍丸を除く)、太刀、打刀、槍、薙刀には名前に「さん」付け。蛍丸と脇差、短刀には「君」付け。何故なら、容姿が幼い刀剣男士を弟のように思っているからである。一人っ子なので、兄弟が羨ましい。
▼上記の理由から短刀には甘い。今剣が胸を揉んでくるのはしょうがないと思いつつ、やんわりと止めているが、効果は見られない。
▼基本的には皆と仲良く出来たらいいとは思っている。が、去るもの追わず。来るもの拒まず。
▼人間のわがままで戦わせているので、申し訳ないとも思っているし、武器が戦うのは合理的だとも思っている。
▼自分とは正反対の歌仙兼定を羨ましいと思っている。最初に呼び出した刀だからか、彼を一番気に入っている。
▼審神者として、常に見本であれと思っている。身近にいる人間は自分だけなので、刀剣たちが迷ったり悩んだりした時は、力になれたらと思っている。畳む
すてっぷあっぷ!作品裏話のようなもの
のまま掲載しております
書き上げるのに4年かかってます。ただ単にモチベの問題だったんですが…。長年追っ掛けてくれた方、どのくらいいらっしゃるのか…。いやはや、メッセージ等励みになりました。感想貰えた、反応があった、で完結出来たんです。感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。
さて、ちょっと作品の解説します。興味ある方は追記からどうぞ!!
〈すてっぷあっぷ!について〉
まず、黒バスに出会ったきっかけからお話します。
黒バスにハマったきっかけは、長年の友人が「面白い」と薦めてくれたことからでした。当時、学生だった私はアニメを見て(多分、初回の秀徳戦辺り)こう呟いてました。
「黒子めちゃカッコいい…好き…」
一目惚れし、既刊を大人買いし、アニメを貪るように見てました。黒バスにハマる前は、スタスカ(乙女ゲーです)とデュラララにどっぷり浸かり、そこからタイバニ、青エク、と夢小説書いてました。
スタスカは多分、5年くらい夢を書いていたのではないでしょうか…?でも、ちょっとずつ滾るような熱は鎮火していき、新しい作品、ハマれるのないかなと探して出会ったのが、黒バスだったのです。
というか、キャラ萌え出来ないと作品にハマれない奴なので、黒子に一目惚れしたのは奇跡だと思いました。今でも薦めてくれた友人には感謝しています。ちなみに、彼女は緑間がめちゃくちゃ好きです。
黒バスのSSは、移転前のサイトで書いていたものの、長編を書くまでには至りませんでした。ネタが浮かばなかったのです。
が、とある単行本。質問コーナーにて、キャラの委員会が発表されましたね。
黒子、図書委員だった。(先生、ありがとうございます!!)
そこで私の中の黒子熱が最高潮に達し(あ、書ける…)と思って、色々やった結果、生まれたのが「すてっぷあっぷ!」なのでした…。
図書委員の仕事してる黒子。そこから仲良くなる女の子いたっていいじゃないか…。やっぱりお相手は文学少女だな、と思いながら書いてました。諦めないで努力する姿と、学校生活とバスケとのギャップに惚れる話が書きたいんだー、と。
当初、すてあぷ!は10から15話完結予定でしたが、結局20話くらいでしたね。多分、黒子の突然のキスで長くなったんです。プロット作った時はそんな場面なかったんですけど、ええ…。時間が経つうちに(やったれ)って書いてました。結構ノリノリだった、あそこ。
プロット作る時は初めと終わり、話数決めて中をぽんぽん埋めていくんですが、方向転換したので、ちょっと悔いが残ります。一番苦労したのは、手紙のくだりとエピローグ締めです。でも、書いてて楽しかったです。
また、今まで夢小説を書く際、絶対に「乙女ゲーヒロインぽくない夢主」をマイルールにしてたのですが、敢えてぽい夢主にしてました。
乙女ゲーヒロインぽくないっていうのは、
・何もないところで躓かない、よく転ばない
・突発性難聴が発生しない
・とっても美人又は可愛い。化粧しなくても素顔がいい、なんてことがない
・「俺を知らないなんて…あんた面白いな」みたいな展開にならない
・逆ハーにならない
・フラグ乱立
みたいな…。感じです。分かってもらえるだろうか…。
でも、すてあぷ!の夢主はちょっとその要素あるんです。キセキの世代とフラグ立てるのと、何故か告白されちゃうみたいな…。
これね、書くの面白いんですよ。上に挙げたやつ、あんまりあると読む気失せる私ですが、でもね…書くの面白いんですよね。だから、あんまり嫌わないでひとつくらい取り入れて、これからも書いていこうかなーって思ってます。
さて、タイトルの「すてっぷあっぷ!」ですが、エピローグで夢主が説明してます。彼らの関係性が「ステップアップ」していくので、こんなタイトルになりました。私、タイトル付けるの苦手なのです。とうらぶの連載もですが、まんまですよね、タイトルね。センスェ…欲しいね…。
そして、文芸部長さんのラノベのやつですが、あれはタイトルにツボったので、出しました。あの架空のラノベ、よく出来てますよね…。冒頭以降も読みたい…。
と、いうことで。以上で、作品解説を終わらせていただきます。ここまで目を通してくださいまして、ありがとうございました。番外編がまだ残っていますので、もう少しお付き合い下さい。
この下は夢主の隠し設定ですので、興味のある方だけスクロールを。
ではでは、ありがとうございました。
〈美田園しずく〉
○1年B組。黒子と火神と同じクラス
○読書大好き。書くのも大好き
○本の趣味が黒子と似ている
○文芸部所属。中学のとある出来事から、スランプになっていた
○スランプになりつつも、やっぱり書くのが好きで、文章表現に迷いながら書いていた
○文系教科が得意だが、特に数学が出来ない。運動オンチ
○暇さえあれば読書なので、テレビやネットはあまりしない。文学少女
○優しく、思いやりに溢れている。ひとりで悩みを抱えがち。慎重。あまり無謀なことに挑戦はしたくない。悪くいうと諦めやすい
○初めて会った子には同い年だろうと敬語を使ってしまう。男子とあまり話さないが、苦手というよりは話す機会がないから慣れないだけ
○恋愛経験がないので、基本的に初心。すぐ顔を赤くし、よくからかわれる。キスの仕方等もあまり分かっていなかった。黒子のリードに期待
○一級フラグ建築士
○黒髪(カラーリングは青、紺よりの黒)。目は青から紫っぽい
○髪型は姫カットのような。前髪ぱっつん。背中までのロング
○冬はカントクのようにカーディガンを着ている。タイツ着用。夏は着崩さず、ニーハイソックス。脚を出したがらない
○身長は155センチくらいをイメージ。黒子よりは低い
○バストサイズは桃井よりはなく、カントクよりはある。
○友達2人と常に行動。特に派手でもなく、目立たないわけでもなく。
○名前を呼び捨てにする勝気な喋りをする方が「瑛子」。名前をちゃん付けで、語尾を伸ばす喋りをする方が「莉麻」である
○2人は黄瀬涼太のファン。莉麻の方がミーハー畳む
のまま掲載しております
書き上げるのに4年かかってます。ただ単にモチベの問題だったんですが…。長年追っ掛けてくれた方、どのくらいいらっしゃるのか…。いやはや、メッセージ等励みになりました。感想貰えた、反応があった、で完結出来たんです。感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。
さて、ちょっと作品の解説します。興味ある方は追記からどうぞ!!
〈すてっぷあっぷ!について〉
まず、黒バスに出会ったきっかけからお話します。
黒バスにハマったきっかけは、長年の友人が「面白い」と薦めてくれたことからでした。当時、学生だった私はアニメを見て(多分、初回の秀徳戦辺り)こう呟いてました。
「黒子めちゃカッコいい…好き…」
一目惚れし、既刊を大人買いし、アニメを貪るように見てました。黒バスにハマる前は、スタスカ(乙女ゲーです)とデュラララにどっぷり浸かり、そこからタイバニ、青エク、と夢小説書いてました。
スタスカは多分、5年くらい夢を書いていたのではないでしょうか…?でも、ちょっとずつ滾るような熱は鎮火していき、新しい作品、ハマれるのないかなと探して出会ったのが、黒バスだったのです。
というか、キャラ萌え出来ないと作品にハマれない奴なので、黒子に一目惚れしたのは奇跡だと思いました。今でも薦めてくれた友人には感謝しています。ちなみに、彼女は緑間がめちゃくちゃ好きです。
黒バスのSSは、移転前のサイトで書いていたものの、長編を書くまでには至りませんでした。ネタが浮かばなかったのです。
が、とある単行本。質問コーナーにて、キャラの委員会が発表されましたね。
黒子、図書委員だった。(先生、ありがとうございます!!)
そこで私の中の黒子熱が最高潮に達し(あ、書ける…)と思って、色々やった結果、生まれたのが「すてっぷあっぷ!」なのでした…。
図書委員の仕事してる黒子。そこから仲良くなる女の子いたっていいじゃないか…。やっぱりお相手は文学少女だな、と思いながら書いてました。諦めないで努力する姿と、学校生活とバスケとのギャップに惚れる話が書きたいんだー、と。
当初、すてあぷ!は10から15話完結予定でしたが、結局20話くらいでしたね。多分、黒子の突然のキスで長くなったんです。プロット作った時はそんな場面なかったんですけど、ええ…。時間が経つうちに(やったれ)って書いてました。結構ノリノリだった、あそこ。
プロット作る時は初めと終わり、話数決めて中をぽんぽん埋めていくんですが、方向転換したので、ちょっと悔いが残ります。一番苦労したのは、手紙のくだりとエピローグ締めです。でも、書いてて楽しかったです。
また、今まで夢小説を書く際、絶対に「乙女ゲーヒロインぽくない夢主」をマイルールにしてたのですが、敢えてぽい夢主にしてました。
乙女ゲーヒロインぽくないっていうのは、
・何もないところで躓かない、よく転ばない
・突発性難聴が発生しない
・とっても美人又は可愛い。化粧しなくても素顔がいい、なんてことがない
・「俺を知らないなんて…あんた面白いな」みたいな展開にならない
・逆ハーにならない
・フラグ乱立
みたいな…。感じです。分かってもらえるだろうか…。
でも、すてあぷ!の夢主はちょっとその要素あるんです。キセキの世代とフラグ立てるのと、何故か告白されちゃうみたいな…。
これね、書くの面白いんですよ。上に挙げたやつ、あんまりあると読む気失せる私ですが、でもね…書くの面白いんですよね。だから、あんまり嫌わないでひとつくらい取り入れて、これからも書いていこうかなーって思ってます。
さて、タイトルの「すてっぷあっぷ!」ですが、エピローグで夢主が説明してます。彼らの関係性が「ステップアップ」していくので、こんなタイトルになりました。私、タイトル付けるの苦手なのです。とうらぶの連載もですが、まんまですよね、タイトルね。センスェ…欲しいね…。
そして、文芸部長さんのラノベのやつですが、あれはタイトルにツボったので、出しました。あの架空のラノベ、よく出来てますよね…。冒頭以降も読みたい…。
と、いうことで。以上で、作品解説を終わらせていただきます。ここまで目を通してくださいまして、ありがとうございました。番外編がまだ残っていますので、もう少しお付き合い下さい。
この下は夢主の隠し設定ですので、興味のある方だけスクロールを。
ではでは、ありがとうございました。
〈美田園しずく〉
○1年B組。黒子と火神と同じクラス
○読書大好き。書くのも大好き
○本の趣味が黒子と似ている
○文芸部所属。中学のとある出来事から、スランプになっていた
○スランプになりつつも、やっぱり書くのが好きで、文章表現に迷いながら書いていた
○文系教科が得意だが、特に数学が出来ない。運動オンチ
○暇さえあれば読書なので、テレビやネットはあまりしない。文学少女
○優しく、思いやりに溢れている。ひとりで悩みを抱えがち。慎重。あまり無謀なことに挑戦はしたくない。悪くいうと諦めやすい
○初めて会った子には同い年だろうと敬語を使ってしまう。男子とあまり話さないが、苦手というよりは話す機会がないから慣れないだけ
○恋愛経験がないので、基本的に初心。すぐ顔を赤くし、よくからかわれる。キスの仕方等もあまり分かっていなかった。黒子のリードに期待
○一級フラグ建築士
○黒髪(カラーリングは青、紺よりの黒)。目は青から紫っぽい
○髪型は姫カットのような。前髪ぱっつん。背中までのロング
○冬はカントクのようにカーディガンを着ている。タイツ着用。夏は着崩さず、ニーハイソックス。脚を出したがらない
○身長は155センチくらいをイメージ。黒子よりは低い
○バストサイズは桃井よりはなく、カントクよりはある。
○友達2人と常に行動。特に派手でもなく、目立たないわけでもなく。
○名前を呼び捨てにする勝気な喋りをする方が「瑛子」。名前をちゃん付けで、語尾を伸ばす喋りをする方が「莉麻」である
○2人は黄瀬涼太のファン。莉麻の方がミーハー畳む
ネタ帳から発掘した亀甲さんと審神者の話
「ご主人様っ」
「ひぎゃあっ!?」
亀甲なんてないさ、亀甲なんて嘘さ。寝惚けた私が見間違えたのさ。
私何も見てない。絶対見てない。部屋を開けた瞬間縄で縛られている亀甲貞宗さんがいたなんて嘘だ。速攻戸を閉めちゃったけど、そんなん嘘だ。
だけどちょっとだけどちょっと、これはまさしく現実だ……?
「南無三!」
「ご主人様っ!」
「うわやっぱりいたんですけどーーー!!」
もう一回戸を開けたら、ゼロ距離で亀甲さんが目の前にいた。近過ぎるんだけど! 鼻と鼻ぶつかるんだけど! 心臓飛び出すかと思った!
縄で身体全てをグルグル巻にされ、まるで芋虫のようにくねらせて畳に立っているのだけど、どんな技術で直立出来るのか教えて欲しい。っていうか、誰が彼を縛ったのか。むしろ自分で縛ったの?
いや、それより。
「何で、亀甲さん、いるの」
「ご主人様のことを知りたいから、まずはスキンシップというものを図りたくてね。まずは相手を理解することから、全ては始まるんだよ?」
彼は目を異様にキラキラさせて答えた。
「あ、そう」
「いいよ、ご主人様。その目、ゾクゾクしてきた。もっとぼくを攻めるように向けて欲しいな」
「もうやだこいつ……」
亀甲貞宗さんはつい最近、政府から調査を依頼された時代にて、偶然手に入れた刀剣男士だった。顕現させた時は、穏やかで優しそうで、一期一振さんのような物腰の柔らかな雰囲気だったから、大人しい性格なのだろうと油断していた。
でも、こうして本丸で暮らしてみて分かってきた。この刀、今までにないタイプだ。
発言が乱君や青江さん以上に妖しくてギリギリアウト。痛みを与えられるのが好き。縛られるのが好き。命令に喜ぶ。
これは……、亀甲さんは……、真性のMだ。ドが付くヤツの。こんなストレートに性癖を曝け出して来た人、初めてだ。
「言葉攻めの練習なら、喜んで付き合うよ」
「いや、いい……」
仲良くなりたいと言われたのは嬉しいよ。だけど、もっと違う方法あるよね。根は真面目でいい人なんだけどなあ……。むしろ明石さんなんか、愛染君や蛍丸君をけしかけてもだらけ三昧だから、見習って欲しい。
「亀甲さん」
「どうしたんだい?」
「どうしたもこうしたもないよ。私、あなたのプレ――あなたの趣味には付き合えないよ? 忙しいもの」
「放置プレイでもぼくは平気さ。むしろ新鮮だよ」
「メンタル鋼か」
さすが玉鋼から作られてるだけあるなー。ははっ、現実逃避したいなー。
恐らく遠い目になっているだろう私の前で、亀甲さんは何を感じたのか、畳に腹這いになって私の足元へにじり寄って来た。うわ、何何何何っ!?
「亀甲さん!?」
「大丈夫。ご主人様をこの角度から見上げることによって、色々高まるんだ」
「高まらなくていい! ハァハァ言わないでよ!」
もう、どうしよう。この人をどう扱えば良いんだろうか。いっそ私がSにでもなればいいのだろうか。いや、そんなのお断りだ。
私は審神者なのだし、一応今の持ち主なわけだし、色々頑張っていかなきゃいけないのだけど。これ、頑張りたくないなあ。
なんて考えていれば、足に何やら柔らかい感触が。恐る恐る視線を下げれば、亀甲さんが私の足に――足の甲にキスしていた!
「ちょ、亀甲さんんんん!?」
「ご主人様、」
愛おしそうにまたキスするものだから、私は恥ずかしくなってしまった。嫌悪感がないのは、彼の見た目がいいからなのか、なんなのか。
「ふふ、よろしくねご主人様」
恍惚とした表情で見上げられて、私はひくりと顔を引きつらせた。亀甲さんのうっとりした様子が癖になったとか、そんなの絶対あるわけない。畳む
「ご主人様っ」
「ひぎゃあっ!?」
亀甲なんてないさ、亀甲なんて嘘さ。寝惚けた私が見間違えたのさ。
私何も見てない。絶対見てない。部屋を開けた瞬間縄で縛られている亀甲貞宗さんがいたなんて嘘だ。速攻戸を閉めちゃったけど、そんなん嘘だ。
だけどちょっとだけどちょっと、これはまさしく現実だ……?
「南無三!」
「ご主人様っ!」
「うわやっぱりいたんですけどーーー!!」
もう一回戸を開けたら、ゼロ距離で亀甲さんが目の前にいた。近過ぎるんだけど! 鼻と鼻ぶつかるんだけど! 心臓飛び出すかと思った!
縄で身体全てをグルグル巻にされ、まるで芋虫のようにくねらせて畳に立っているのだけど、どんな技術で直立出来るのか教えて欲しい。っていうか、誰が彼を縛ったのか。むしろ自分で縛ったの?
いや、それより。
「何で、亀甲さん、いるの」
「ご主人様のことを知りたいから、まずはスキンシップというものを図りたくてね。まずは相手を理解することから、全ては始まるんだよ?」
彼は目を異様にキラキラさせて答えた。
「あ、そう」
「いいよ、ご主人様。その目、ゾクゾクしてきた。もっとぼくを攻めるように向けて欲しいな」
「もうやだこいつ……」
亀甲貞宗さんはつい最近、政府から調査を依頼された時代にて、偶然手に入れた刀剣男士だった。顕現させた時は、穏やかで優しそうで、一期一振さんのような物腰の柔らかな雰囲気だったから、大人しい性格なのだろうと油断していた。
でも、こうして本丸で暮らしてみて分かってきた。この刀、今までにないタイプだ。
発言が乱君や青江さん以上に妖しくてギリギリアウト。痛みを与えられるのが好き。縛られるのが好き。命令に喜ぶ。
これは……、亀甲さんは……、真性のMだ。ドが付くヤツの。こんなストレートに性癖を曝け出して来た人、初めてだ。
「言葉攻めの練習なら、喜んで付き合うよ」
「いや、いい……」
仲良くなりたいと言われたのは嬉しいよ。だけど、もっと違う方法あるよね。根は真面目でいい人なんだけどなあ……。むしろ明石さんなんか、愛染君や蛍丸君をけしかけてもだらけ三昧だから、見習って欲しい。
「亀甲さん」
「どうしたんだい?」
「どうしたもこうしたもないよ。私、あなたのプレ――あなたの趣味には付き合えないよ? 忙しいもの」
「放置プレイでもぼくは平気さ。むしろ新鮮だよ」
「メンタル鋼か」
さすが玉鋼から作られてるだけあるなー。ははっ、現実逃避したいなー。
恐らく遠い目になっているだろう私の前で、亀甲さんは何を感じたのか、畳に腹這いになって私の足元へにじり寄って来た。うわ、何何何何っ!?
「亀甲さん!?」
「大丈夫。ご主人様をこの角度から見上げることによって、色々高まるんだ」
「高まらなくていい! ハァハァ言わないでよ!」
もう、どうしよう。この人をどう扱えば良いんだろうか。いっそ私がSにでもなればいいのだろうか。いや、そんなのお断りだ。
私は審神者なのだし、一応今の持ち主なわけだし、色々頑張っていかなきゃいけないのだけど。これ、頑張りたくないなあ。
なんて考えていれば、足に何やら柔らかい感触が。恐る恐る視線を下げれば、亀甲さんが私の足に――足の甲にキスしていた!
「ちょ、亀甲さんんんん!?」
「ご主人様、」
愛おしそうにまたキスするものだから、私は恥ずかしくなってしまった。嫌悪感がないのは、彼の見た目がいいからなのか、なんなのか。
「ふふ、よろしくねご主人様」
恍惚とした表情で見上げられて、私はひくりと顔を引きつらせた。亀甲さんのうっとりした様子が癖になったとか、そんなの絶対あるわけない。畳む
ネタ帳から発掘した一期一振と審神者の話
弟との手合わせを終えた私は、玄関先からのにぎやかな声で、主殿が帰還を知った。お迎えに上がるため玄関へ向かえば、ちょうど彼女と遭遇した。
「お帰りなさいませ、主殿。……失礼ですが、御髪が乱れております」
外出から帰ってきた我が主の髪は、酷くぐしゃぐしゃになっていた。外は風が強かったようだが、ここまでくれば芸術的だと感度すら覚える。
「一期ただいまーって……本当!? やだっ、恥ずかしい」
彼女はすぐさま羞恥に頬を赤く染め、顔を手で覆ってしまった。なんとも可愛いらしい。
「供の刀剣男士は、指摘なさらなかったのですか?」
「うーん、実は本丸まで競争したの。早く誰が着けるかって。今剣と岩融とね。あの2人、手加減なしで走ったから、私が最後だったわけで……。ビリのまま本丸に到着したのよ」
そして、本丸に到着して真っ先に出会ったのが私だったようだ。なるほど。それならば、誰も指摘してはくれない。
「僭越ながら、私が整えてもよろしいでしょうか」
「いいの?」
私の提案がお気に召されたらしく、主殿は弾かれたように手を顔から退けた。
「弟たちの髪を毎朝梳いておりますから、慣れたものです」
「決まりね、お願いっ!」
すぐ様主殿の自室へ移動した。主殿は化粧台から、いつも使っている櫛を私へ差し出し、
「一期、よろしくね」
後ろを向いて畳に正座した。
「かしこまりました」
私はうなずき、彼女の後ろへ座った。意外に距離が近い。そういえば、と思う。主に触れるのは初めてのことかもしれないと。主殿は幼い容姿の刀剣男士と手を繋いだり軽く抱きしめ合ったりするのだが、彼女の年齢に近い容姿の刀剣男士とは、そのようなことをしない。恥ずかしいのだそうだ。
乱れた黒髪にそっと左手を添え、ゆっくりと櫛を入れる。
「痛くはないですか?」
「平気」
ゆっくりと、櫛を下へ滑らせていく。絡まりがあるので途中で引っかかった。優しく、赤子をあやすように、丁寧に髪を梳く。
「一期、丁寧で上手いね」
「お褒めいただき、ありがとうございます。弟たちにいつもしていることが、役に立つとは思いませんでしたな」
「面倒見のいいお兄さんね」
そう言われると、とても胸が暖かくなる。胸に火がぽっと灯ったような気がする。主殿の言葉は、私をいつも元気づけてくれる。
「あのね、」
「何でしょうか」
「うちって近侍ローテーションにしたじゃない?」
「そうですね。皆、平等にと」
「……うん。私が決めたことだけどね、私、いつも一期が近侍になる日が楽しみなんだよね」
思わず手が止まってしまった。主殿の顔は見えない。私の手で整えた黒髪だけが、目の前にある。
「楽しみ、ですか……?」
「うん。落ち着くんだよ。粟田口のお兄さんだからかな? いや、頼りになるからかな?」
くすくすと楽しそうに笑う。
「私にお兄さんがいたら、一期みたいな人がいいなあって思う」
――お兄さん。
「主殿のような妹がいたら、私は……」
あなたが妹であったら、私は少しだけ、がっかりするだろう。
あなたは妹、というよりはむしろ……。
「どうしたの?」
「いえ、何も。楽しいと思います、主殿か妹であったら」
再び手を動かす。もう十分髪は元通りになったけれど、もう少し触れていたかった。
主殿に気付かれないよう、私は彼女の髪を指で掬って口づけた。
「お慕いしております」
小声で呟いたそれに、彼女が気付くはずもなかった。
この気持ちは、きっと恋に似ているのだろう。
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弟との手合わせを終えた私は、玄関先からのにぎやかな声で、主殿が帰還を知った。お迎えに上がるため玄関へ向かえば、ちょうど彼女と遭遇した。
「お帰りなさいませ、主殿。……失礼ですが、御髪が乱れております」
外出から帰ってきた我が主の髪は、酷くぐしゃぐしゃになっていた。外は風が強かったようだが、ここまでくれば芸術的だと感度すら覚える。
「一期ただいまーって……本当!? やだっ、恥ずかしい」
彼女はすぐさま羞恥に頬を赤く染め、顔を手で覆ってしまった。なんとも可愛いらしい。
「供の刀剣男士は、指摘なさらなかったのですか?」
「うーん、実は本丸まで競争したの。早く誰が着けるかって。今剣と岩融とね。あの2人、手加減なしで走ったから、私が最後だったわけで……。ビリのまま本丸に到着したのよ」
そして、本丸に到着して真っ先に出会ったのが私だったようだ。なるほど。それならば、誰も指摘してはくれない。
「僭越ながら、私が整えてもよろしいでしょうか」
「いいの?」
私の提案がお気に召されたらしく、主殿は弾かれたように手を顔から退けた。
「弟たちの髪を毎朝梳いておりますから、慣れたものです」
「決まりね、お願いっ!」
すぐ様主殿の自室へ移動した。主殿は化粧台から、いつも使っている櫛を私へ差し出し、
「一期、よろしくね」
後ろを向いて畳に正座した。
「かしこまりました」
私はうなずき、彼女の後ろへ座った。意外に距離が近い。そういえば、と思う。主に触れるのは初めてのことかもしれないと。主殿は幼い容姿の刀剣男士と手を繋いだり軽く抱きしめ合ったりするのだが、彼女の年齢に近い容姿の刀剣男士とは、そのようなことをしない。恥ずかしいのだそうだ。
乱れた黒髪にそっと左手を添え、ゆっくりと櫛を入れる。
「痛くはないですか?」
「平気」
ゆっくりと、櫛を下へ滑らせていく。絡まりがあるので途中で引っかかった。優しく、赤子をあやすように、丁寧に髪を梳く。
「一期、丁寧で上手いね」
「お褒めいただき、ありがとうございます。弟たちにいつもしていることが、役に立つとは思いませんでしたな」
「面倒見のいいお兄さんね」
そう言われると、とても胸が暖かくなる。胸に火がぽっと灯ったような気がする。主殿の言葉は、私をいつも元気づけてくれる。
「あのね、」
「何でしょうか」
「うちって近侍ローテーションにしたじゃない?」
「そうですね。皆、平等にと」
「……うん。私が決めたことだけどね、私、いつも一期が近侍になる日が楽しみなんだよね」
思わず手が止まってしまった。主殿の顔は見えない。私の手で整えた黒髪だけが、目の前にある。
「楽しみ、ですか……?」
「うん。落ち着くんだよ。粟田口のお兄さんだからかな? いや、頼りになるからかな?」
くすくすと楽しそうに笑う。
「私にお兄さんがいたら、一期みたいな人がいいなあって思う」
――お兄さん。
「主殿のような妹がいたら、私は……」
あなたが妹であったら、私は少しだけ、がっかりするだろう。
あなたは妹、というよりはむしろ……。
「どうしたの?」
「いえ、何も。楽しいと思います、主殿か妹であったら」
再び手を動かす。もう十分髪は元通りになったけれど、もう少し触れていたかった。
主殿に気付かれないよう、私は彼女の髪を指で掬って口づけた。
「お慕いしております」
小声で呟いたそれに、彼女が気付くはずもなかった。
この気持ちは、きっと恋に似ているのだろう。
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非合理的恋愛の夢主のヒーローネーム由来
ヒーローネームは変換しないと「イシュカ・ジェリー」。
スライムとはいえ、水よりの能力かなあとか色々ネーミングで調べていたところ、
という文章を発見しました。(サイトによっては「ウシュク・ベーハー(生命の水)」の記述もありましたが)
とはいえ、夢主は人命救助で活躍するヒーローですし、ウィスキーの言語由来の話ですが「命の水」というのは良い響きだなとと思ったので、この「イシュカ」を由来としました。
ジェリーは単純にスライム連想でした。
…という小ネタを呟いておきます。畳む
ヒーローネームは変換しないと「イシュカ・ジェリー」。
スライムとはいえ、水よりの能力かなあとか色々ネーミングで調べていたところ、
アイルランド語でウイスキーは「Uisce Beatha イシュカ バハ」。 Uisce=水 Beatha=生命 という意味があります。
という文章を発見しました。(サイトによっては「ウシュク・ベーハー(生命の水)」の記述もありましたが)
とはいえ、夢主は人命救助で活躍するヒーローですし、ウィスキーの言語由来の話ですが「命の水」というのは良い響きだなとと思ったので、この「イシュカ」を由来としました。
ジェリーは単純にスライム連想でした。
…という小ネタを呟いておきます。畳む
※前サイトの雑記から。当時の文のまま掲載しております
後編、結婚の話に衝撃を受ける刀剣男士たち。なんかしっくりこないので本編に入れませんでした。
名前変換できないので、名前は固定で「橙花」です。
***
(お通夜でしょうか)
と、縁起でもない感想を抱いたのは橙花だ。
あれから本丸内を視察した後、メモを取って早々と己の本丸へ帰っていった。門で簡単に行き来出来るのだから、宿泊の必要はないのだ。「明日に課題を」と言い残して、刀剣男士共々帰っていった。
そんなわけで、今は夕食の時間帯だ。橙花の本丸は、出陣や遠征任務がない刀剣男士は、全員集まって食事をするのが決まりである。大きな長テーブルには燭台切光忠とへし切長谷部、そして驚きをロクに仕込むことが出来なかった鶴丸国永が作った食事が並ぶ。歌仙が剥き過ぎたじゃがいもは、肉じゃがともう1品、ポテトサラダへ変身した。まだじゃがいもが残っているので、明日はコロッケになるらしい。
炊きたてのご飯が入ったお櫃が等間隔に置かれ、短刀や脇差たちがわいわい言いながらよそっているが、いつもよりは元気がない。
加州清光も笑顔が少なく、大和守安定も口を一文字にして押し黙っている。鶴丸や光忠はいつも通りだが、石切丸はやけにそわそわと落ち着いておらず、にっかり青江が窘めていた。
愛染国俊は厚藤四郎と頻繁におかわりの競争をするのだが、今日は神妙な顔で箸を進めている。
(何が原因でしょうか。やはり、外部の人間には敏感になっているとか? ストレスになってしまったとか……?)
橙花は上座に座って刀剣男士たちの様子を眺めていた。皆、元気がない。橙花が引きこもっていた時も刀剣たちは落ち込んでいたのだが、それを彼女が知る由もない。
遠く離れた席には歌仙が座って食事をしているが、隣に座る小夜に話しかけている様子が見られなかった。もともと小夜は口数が少なく、歌仙が一方的に話をしていることが多いのだが……。互いに一言も発せず食事をしている姿は奇妙に感じた。
(これでは料理もいつもより美味しく感じられませんね)
どうしたものかと悩んでいたところで、右隣に座っていた今剣が橙花の袖を微かに引いた。
「あるじさま」
「はい、何でしょう」
「あるじさま、本当にあの冷徹とかいうさにわと、けっこんするのですか」
「え」
水面に一石投じたように、大広間はしんと静まり返った。この場にいる刀剣男士が訊きたかったその疑問を、今剣が率先して訊ねたのだ。今や、全員が食事の手を止め、全身を耳にして橙花の言葉を待っている。
「どうして、今剣君がそれをご存知で」
「あっというまにうわさになりましたよ。ぼく、岩融からきいたんです」
橙花はすぐさま岩融を探すが、今は出陣していたことを思い出す。さっと視線を今剣に戻し、
「では、岩融さんは誰から聞いたかご存知ですか」
「ええとたしか、石切丸です」
「石切丸さん」
「えっ、私かい? 私は、太郎太刀から婚姻の話を聞いたのだけど」
「私は次郎から」
「アタシ、鯰尾から聞いたけど? 主、結婚するんだよね?」
「俺は乱から聞きましたよ。え、乗り気って聞きましたよ」
「乱は今出陣中だぜ。俺っちが乱に教えたんだ。確か俺は、鳴狐から聞いたな」
「はい、薬研藤四郎に教えたのは確かに私と鳴狐でございます。めでたいことですので一刻も早くお教えしなければと。え? そのことは共に畑当番だった秋田藤四郎からです」
「はい! 僕は五虎退から聞きました」
「えっと、その、僕は堀川国広さんから聞いたんです、す、すみませんっ!」
「僕、加州君から聞きました」
「だって山姥切国広が青ざめてたんだよ!? 近侍サポート役なんだから、当然事情聞くじゃん」
「あ、あんた。好きでもない相手へ嫁ぐことが不憫でな……。写しの俺に心配されても迷惑だろうが……」
「ええと、……ええと?」
事態が飲み込めたような飲み込めないような。目をぱちぱち瞬かせ、橙花は理解をしようと考えをまとめる。
「皆さん、私が冷徹さんと結婚するのが確定だと思ってます? 全然乗り気ではないのですよ」
「いざとなれば、ぼくがおっとになります」
「今剣君、それはまた嬉しいことですけども、」
「はいはい! 俺も俺も!」
「ずるくね? じゃあ俺も」
「じゃあ私も……」
「復讐なら任せて……」
「おやおやお盛んだね」
「一夫多妻制だったからな、その逆もありといえばありか」
「僕はどうしよう」
「今剣はどうせ主の乳目当てだろうが!」
「だって、あれはいいものですよ」
「まあ夫になれば気兼ねなく触れるよな」
「ふしだらなことはやめろ!」
「というか刀剣男士と審神者の結婚ってありなの」
「好きなら良いんじゃないか。俺、大将のこと好きだぜ」
「それなら俺だってさ~」
「皆さん、あの! あの! 何か重大なことが抜けている気がします!」
(なるほど、結婚がどうのこうので勘違いが広まっているのですね! 私は冷徹さんを結婚相手だと考えたこと一度もないのに!)
こうして橙花は噂の真相を語る。後で各々の部隊長に連絡しようとしていたことだったが、いい機会だったので全員に冷徹との取り決めを報告した。
事の真相が分かった刀剣男士は俄然張り切ったのだが、
こっそり自室へ引き上げていた歌仙は事の真相を知らないまま、翌日を迎えたのだった。畳む